派遣や単発のバイトで、「作業員の仕事」があります。
この求人情報はとても多く見られ、男性の需要はかなりある印象ですが、仕事内容によっては女性でも全然大丈夫です。
仕事のイメージとしては肉体労働(ブルーカラー)の3K仕事。
- 力仕事で身体がキツイ
- 泥やホコリで汚れるのでキタナイ
- 事故がありそうでキケン
文字通り3Kとは、キツイ・キタナイ・キケンの頭文字のKのことです。
いわゆる「職人さん」の多い職場に派遣されるので、求められる技術の期待に応えられるか、怖い人がいないかと不安が多いはずです。
そして、体主体の仕事のイメージがあるため、体力や筋力に自信がない人にとっては心配がさらに多いでしょう。
また、高所作業での転落事故はドラマなどでもよく描かれるハラハラするシーンだと思います。
派遣登録していて、作業員の仕事が決まった人は不安になるかもしれないです。
また、求人情報サイトでの作業員募集は、そもそも「どんな仕事内容なのか?」と疑問に思い働くのを躊躇してしまうかもしれません。
この記事でわかること
- 作業員は本当に3K仕事なのか?
- 作業員は初めてでも可能な仕事なのか?
- 作業員のお給料事情は?
私は、当時登録していた派遣会社から実際によく依頼され「作業員の仕事」を経験しました。
実際に体験した者として、体験談を交え「作業員の仕事」に少しでも興味がある人に解説したいと思います。
派遣なら派遣会社と意思疎通をしっかりしておく
作業員のバイトは直接募集している場合も多いですが、私は派遣バイトからの紹介でした。
派遣を経験したことがある人はご存じだと思いますが、作業員をはじめ派遣のバイトは現場が急に決まることもは少なくありません。
私が登録していた派遣会社で、現場が決まる流れは概ねこんな感じです。
- 派遣会社に働ける日のスケジュール(出勤可能の日程)を事前に伝えます。
- 派遣会社がそれ確認し、シフトを組んでいきます。
- 後日、シフトがメール等で届き、日程と仕事内容がわかります。
もちろん、仕事内容が自分に合わない場合、断ることもできます。
しかし、受けた仕事を断ると、次回、仕事を依頼されにくくなることも念頭においておくとよいでしょう。
そのためにも、派遣会社に自分ができる仕事や苦手な仕事は当然として、特にやりたい仕事を前もって伝えておくことも大切です。
会社側もなるべく希望に応じた仕事を用意してくれます。
作業員や雑工の仕事内容は単純作業がメイン
私が派遣会社から依頼された「作業員の仕事」はいろいろありました。
倉庫作業、作業場の養生や清掃、オフィス移転作業などが一例としてあげられます。
建設現場でいうところの「雑工」さんという方々のことです。
ちなみに、土木や建設現場では例え片付けなどの単純作業でも派遣禁止業務になってしまうので、働きたい人は直接雇用で働いてください。
日払いバイトでたくさん募集しています。
メリットは1日仕事なのでまとまった給料になる
まず作業員の仕事の給与ですが、私の場合は時給950円でした。
仕事は基本的に1日仕事なので、950円×8時間労働=7,600円。
スキルも必要なく誰にでもできる仕事なので、これくらいが給料の相場です。
ただ会社によっては、日曜日・祝日に働く場合、時給が25%アップするところもあるそうです。
私が経験した作業員の仕事内容の例
「作業員の仕事」は、本当にいろいろな種類があります。
私が経験した内容だけでも、たくさんの作業員のシゴトを経験しました。
- 倉庫整理
- 現場に荷物を搬入
- ホテルの部屋の絨毯の貼り換え
- 作業場をひたすら養生
- 延々と草むしり
- 新築マンションの掃除
- 某大手運送会社のオフィス移転のゴミの片づけ
など
など、書きだしたらキリがないほど種類が豊富です。
いずれも技術の要る作業はなく、派遣先の正社員や直のバイトさんの仕事をフォローすることがメインでした。
作業としては、本当に単純なものばかりです。
ただ、その日に行う作業内容について、派遣バイトには教えてもらえることはほとんどありません。
言われたことを臨機応変に対応して、黙々と作業することが求められます。
作業員の仕事で印象的だった仕事
印象的だった仕事は2つありますが、どちらも単純作業でした。
内装用タイル運び
これ仕事は、本当に「体力と筋力」が特に必要な仕事でした。
むしろこの2つ以外なにもいらない仕事だったといっても過言ではありません。
内容については、勤務7時間のうち5時間、タイルを延々と運ぶという倉庫整理の仕事でした。
エレベーターはなく、階段で1階から4階までひたすら20㎏のタイルを運び続けるというものです。
現場リーダーからは、それだけの指示でしたので、ほとんど無心で仕事していました。
しかし、どのバイトより体力を使った仕事だったと思います。
作業場の養生と清掃・片付け
この現場では、1日中、養生→清掃→片付けをしていました。
工具を使う作業する前に、養生をし、その後、木くずなどの清掃と工具の片付けを繰り返す1日でした。
ここでいう「養生」とは、木くずやペンキの汚れが作業場の他に飛散することを防ぐことをいいます。
引越しなどでは、傷を保護するための養生もあります。
例えば、作業場で木を切る場合、その木くずが飛散しないように作業場の周りをビニールとテープを使い覆います。
または、オフィス移転など、床や壁に傷をつけてはいけないのでプラダン(プラスチック製の段ボールと似た構造をした板)で保護します。
ちなみにプラダンは本当によく使います。
いきなり「プラダン取ってきて!」と指示されるかもしれません。
バイトのこちら側とすれば、プロと比べて圧倒的に知識が乏しいため、正直分かりにくい指示が多い印象です。
なので、作業は簡単ですからコミュニケーションをしっかり取り、的確に作業することを大切にしましょう。
作業員の仕事内容は3Kのキツイ・キタナイ・キケン?
現場や仕事内容にもよりますが、きつい仕事は稀にあります。
しかし、汚い仕事はあまりないイメージです。
汚れといれば、砂ぼこりや木くずで軽く汚れる程度で、シャワーでさっと落ちる程度にしか汚れません。
任される仕事は様々で、中には塗装のペンキなどきれいに扱わないといけないものもあります。
タオルを持参するなどし、常に清潔でいるような心がけは必要です。
危険は、私自身感じたことはありません。
そういった作業は、正社員の方が主に行うので心配ありません。
服装の準備は普通の派遣に比べて少し大変かもしれない
ヘルメットや安全靴については、基本的な装備です。
私の派遣会社では、有料のレンタル、もしくは、個人で購入するか二択でした。
他には、ラバー軍手は不可欠です。
手のひら前面がゴム張り加工された軍手です。
ボツボツのゴムが付いた軍手もありますが、作業性が全然違います。
持ち物に「軍手」とあれば、ラバー軍手をおすすめします。
引越しバイトでもそうですが、ラバー軍手は派遣バイトで重宝するので用意しておいたほうがいいです。
コンビニでも買えますが高いです。
安全靴とヘルメットはラバー軍手に比べても値段が高く自己負担なので、自分がどれ程の期間働くかを考えて判断しましょう。
安全靴 | 足を保護する靴。 つま先あたりに鉄板が入っていて、重たいものが足に落ちてきたとき、その衝撃から足を守る靴です。 私はマイ安全靴を買いました。(それほど高くありません。) |
ヘルメット | ヘルメットも思ったより高くないですが、使わない現場も多いので買いませんでした。 なかには、マイメットを持っている人もいました。 |
どちらも誰かが使っていた物なので、気分がいいものではないです。
レンタル料も300円ほどかかりましたし…。
最後に
この仕事で私が心がけていたのは「言われたことを黙々とする」ことだけです。
朝から晩まで、多くの人から指示をされます。
基本的に職人気質な人と仕事をすることが多いですですが心配無用。
気難しい人もいますが、知らないことはしっかりと質問したりしてコミュニケーションを取れば何でも教えてもらえます。
仕事が終わると、汗をかいて達成感もあり意外と楽しかったと印象を受けるはずです。
私が経験したのは学生時代でしたが、考えることもなく仕事ができ運動不足解消にもなったので嫌いではありませんでした。
また、プロの仕事を補助することで経験したことがいまも役立つことが多いです。
3日も続ければまとまった給料になるので、是非チャレンジしてみてください。
こちらは、仕事をやる前に読んだほうがいい記事です。
ぜひ参考にしてください。