引越しはきついけど単発即日払いで人気のバイト|働く前に知っておく予備知識

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即日払い・日雇いで人気の引越しバイト|経験者だからわかる働く前の予備知識
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即日払いや日雇いバイトの中でも、昔から引っ越しは人気だと思います。

引越し業者は、引っ越す荷物を引っ越し先に運ぶ運送会社です。
日雇いの引越しバイトは、その荷物を運ぶ手助けをするバイトになります。

ちなみに引越しには繁忙期があり、年度末の転勤や入学時期が一番の繁忙期で、GWや夏・冬の大型連休の時期もその次に多く、どこの会社も大変多くのバイトを必要とします。

実際にその時期は、残業も多くなり猫の手も借りたい忙しさです。

学生の長期休暇の時期と、引っ越し屋の繁忙期がほぼ同じタイミングに来るので、学生時代に経験する人も多いと思います。

しかも、引っ越しバイトは働いたその日の日払いが多いので、今すぐにお金が必要な人や常にお金がない学生さんにはとても有難いバイトです。

この記事でわかること

  • 引っ越しバイトを働く前に知っておくべき予備知識
  • 引っ越しバイトが辛いと言われている理由
  • 引っ越しバイトの仕事の流れやお金事情

引っ越しバイトは、男性向けのイメージが多いと思いますが、最近では女性の単身世帯でも安心できるように女性だけの「レディースパック」などを採用した会社ももあり、女性が働くケースも珍しくありません

引っ越し作業に出くわす機会があれば、何気なくその風景を眺めてみてください。
女性も交じっていることが多いと実感できます。

しかも、なかにはその引っ越しチームのリーダーになっている人もいるほどです。

もちろん引っ越しバイトは力仕事ですし大汗をかきますが、それ以上の多くのことを経験できます。

私も最初は全くの初心者で引っ越しバイトをはじめましたが、今では、得意分野と自負しております。
何気に将来役に立つ知識や技術も得ることができるので、おすすめです。

ちなみに、一緒に働いた女性も途中リタイアした人は、意外にもひとりもいません。

これから始めてみようと思っている人に、経験者目線で引っ越しバイトについて大きく4つの観点から説明していきたいと思います。

目次

即日払い・日雇い引っ越しバイトの仕事内容

即日払い・日雇い引っ越しバイトの仕事内容

派遣やバイトの求人をみても引っ越し業者の募集は多いです。

18歳以上の健康な人であれば誰でも働け、働いた日にバイト代がもらえるのも人気の要因だと思います。

なかには、ドライバーを募集していたりしますが、即日払い・日雇いの引っ越しバイトは、「荷物運び」のイメージの通り、家具や段ボールに入った荷物を運ぶ作業がメインになります。

いわば、引っ越し補助業務です。

引越し補助とは、下記の流れの太文字の部分「中持ち(なかもち)で運ぶ」のところのこと。

引っ越しバイトの流れ
  1. 家から家具や段ボールを運び出す
  2. 中持ち(なかもち)で運ぶ
  3. トラックに積み込む
  4. トラックで運搬する
  5. トラックから荷物を出す
  6. 中持ち(なかもち)で運ぶ
  7. 引越し先の搬入とセッティング

某CMでもお馴染みの、「おまかせパック」のような梱包から一切合切をすへてしなければいけないこともありますが、梱包は素人では無理なので、来たばかりの日払いバイトの人は、簡単作業以外ほぼやらせてもらえません。

基本的に引っ越しには、「家の中・部屋内」「荷物を運ぶ」「トラックに積む」3つの仕事に分類れます。

引越しの業界用語だと、「部屋中」「中持ち」「トラック積み」「中持ち」「部屋中」という流れになります。

部屋中や部屋内といわれる、部屋から出してセッティングする人と、トラックに積み込んで出す人は、ベテランのスタッフさんが担当するので、初めての人などはそのスタッフさんを繋ぐ「中持ち」を担当ることがほとんどです。

また、拘束時間は長い印象がありますが、基本的に1日仕事です。

現場での作業開始時間にもよりますが、繁忙期などは朝の7時に始業のときもありました。

基本的には朝が早いので、早起きが得意な人はおすすめのバイトです。

しかし、繫忙期は締めの作業や次の日の準備まで働く日もあります。

例えば、トラックに段ボールを積む作業。

お客様がお金を払って段ボールの発注数を決めており、「大が○○枚、中が○○枚」とリストを見て積み込みます。

このように拘束時間は朝から晩まであります。
しかし、荷物の積み下ろしする実労働時間は長くても4時間程度。

トラックに荷物を積む2時間と引っ越し先で荷物を下ろす2時間程度です。

拘束時間の半分はトラックでの移動時間です。その間も時給は発生しますから、少しお得感はありますよね。

引っ越しバイトは「横持ち」などで肉体的にキツイことがある

引っ越しバイトは肉体的に大変だけど当たりハズレがある

前述した通り、実労働時間は拘束時間の半分もありません。

肉体的に大変でも、現場から現場へのトラックでの移動時間は乗っているだけなので、しっかり休憩することができます。

ただ、現場によっては大変なところもあります。
それは「運」でしかないですが…。

通称「横持ち」といわれる現場に「運が悪い」と配置されます。
実際ここは大変です。

「横持ち」といわれる現場は、トラックを建物の近くに停めることができない現場のことを指します。

路地の奥に建物がある場合は、トラックを近づけることが難しいので、「横持ち」になりやすいです。

きれいに舗装されていれば台車で運べますが、道が舗装されていなかったりガタガタの場合は人力に頼るしかありません。

その人力で移動しなければいけない現場のことを業界では「横持ち」といわれています。

そのため、段ボールなどの荷物は手で持ってバケツリレーのように次の人に渡す作業が続くこととなり、新人の慣れていない人は体力が徐々に消耗していく辛い現場です。

永遠に続くような現場だと本当に腕が上がらなくなります。

最初にこれに当たったら「運が悪かった」と諦めましょう。

女性でも引っ越し補助は全然大丈夫

今や引っ越しバイトにも女性が普通にやる時代です。

女性の仕事内容としては、前に述べたような「レディースパック」のような独身女性の引っ越しや、食器を梱包したり衣類を段ボールにしまう細かい作業や現場の掃除など肉体的な負担が少ない作業もあります。

男女ともに、最初からレベルの高い縦階段の団地や、今説明した台車を使わない「横持ち」のような重たい荷物を運ぶだけの現場になることは、ほぼないのでそんなに気にすることはありません。

なぜなら、壊したり落としてしまったら会社の信用にかかわるからです。

通常は、エレベーター付きのマンションの部屋からトラックまで台車で運ぶことが多いと思います。

運が悪ければ、本がみっちり詰まった段ボールなどに当たることがある程度です。

ちなみに、書籍は半分以下で詰め込むルールになっているのですが、もったいないのか段ボール目一杯詰めていることがあります。

話は少し逸れますが、引っ越し業者に頼む場合、1個の段ボールは5キロまでに抑えることになっていいることが多いです。
基本的にそれを2個持って運びます。
2個で10キロほどの段ボールです。

段ボールの底が抜けない重量は15キロほどですが、書籍を目一杯入れると30キロを超えます。
引っ越しすることがある人は絶対に止めましょう。

そして、荷物運びの経験者だとおわかりですが、段ボールや家具などの運び方や持ち方にはコツがあり、それを習得すると、女性でも段ボールや家具・洗濯機などは力を使わず運ぶことも可能になります。

そういったコツも最初にスタッフさんが教えてくれるので安心です。

また、大手引っ越し業者などのバイトでは、新築マンションの一斉入居を担当することがあります。

一斉入居とは、管理会社から指定された引っ越し業者が、すべての搬入のスケジュールを決め、順番に部屋へ搬入する引っ越し形式です。

玄関のエントランスや搬入口はひとつなので、一世帯ずつの引っ越しになります。

一斉入居はバイトが多く必要で、トラックから降ろされた荷物を延々と部屋まで運ぶ台車での中持ちを一部のルートで担当されますが、作業自体は楽なうえにほぼ残業になるのでありがたかったです。

日払い引っ越しバイト気になる一日の給料は?

日払い引っ越しバイトの一日の給料

拘束時間は、概ね8時から18時頃までの10時間ほどです。

ほとんどの会社が拘束時間が時給換算になります。

私の場合、1日働いて9,000円12,000円くらいのお給料でした。

荷物の積み下ろしをする実労働時間が4時間ほどなので、時給2,250円~3,000円とほかのバイトでは有り得ないほどの高時給です。

またお客様によっては、謝礼として直々にお小遣い(チップのようなもの)をいただけたりもします。

人によって違っていて、最初に全員にポチ袋をくれる場合もあれば、お会計や終了時などにリーダーがまとめていただき、後で分けてもらったりしました。
もちろん日払いバイトには分けてくれないリーダーもいます。

金額は1,000円~3,000円が多かったです。
引っ越し会社によっては、受け取り禁止しているところもあるようです。

感謝され、汗をかいたぶんだけお金が入る引っ越しバイトはお得だと思いませんか。

引越しで働いている人は怖い人が多いイメージがある

引越し業者は怖い人が多いイメージがある

引っ越し会社のスタッフさんは、怖いというイメージをもっている人もいるかと思いますが、少なくとも私は思ったことがありません。

引っ越しは基本的に1台のトラックに3人~4人乗り、その人数か2台の3~6人ほどで1チームです。
単身世帯なら人数は少ないですし、大家族の家なら運ぶ荷物も多くなるので、人数も多くなります。

チームのリーダーやドライバーさんは、社員や契約社員の人、長期のバイトの人などさまざまです。

確かに、筋肉隆々でいかつい風貌の方は多いですが、実際に仕事をするとひとつひとつ丁寧に教えていただける方がほとんどです。

先ほどの重たいものを持つコツなどは、多く人からアドバイスをいただき、技術を自分のものに出来ました。

私の派遣で行った別の引っ越し会社(ある昆虫がロゴの会社)は、バイトが雑に使われていた印象です。それも、

ここは、社屋と駐車場が少し離れたところにありました。

そこでバイトは、社屋から駐車場のトラックまで、手持ちで段ボールや養生シート(建物に傷が付かないように保護する資材)を運んだりしていました。

これは本当に大変そうでした。

印象通りだと思いますが、現場仕事は体育会系で上下関係はしっかりしています。

言われた仕事さえしっかりすれば、スタッフさんは優しくて楽しい人が多いです。

私がお世話になった会社では、リーダーから「ピース」というあだ名でずっと呼ばれて、指名ではないですが一緒に仕事することが多かったです。

よくお昼ご飯を奢ってもらったり、仕事終わりに一緒に飲みに行ったりしていました。

引っ越しバイトで絶対に用意しておくもの

やる気さえあればなんとかなる引っ越しバイトですが、必需品もあります。

引っ越しバイトの必需品
  • ゴムの軍手
  • 汗を拭くタオル
  • 替えのシャツ
  • 小銭と昼ごはん代

季節にもよりますが、最低限これだけは用意しておきましょう。

引っ越しバイトの必需品のひとつにゴム付き軍手があります。
ラバー付きの軍手です。

ゴム付き軍手でないと段ボールや家具が滑ってしまい、余計な体力を使うことになり、すぐに腕が使いものにならなくなりますので絶対に用意してください。

運送業界でお馴染みなのがこちらの軍手。

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間違いがちなのが、滑り止めのボツボツが付いた、ただの軍手。

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これを用意してきたバイト君は、倉庫とか引越しバイトが「初めてなんだな」と認識され、リーダーは「今日はハズレを引いたな」と感じます。
会社によってはコンビニで買い直しされますし、なにより滑るので腕力を余計に使い、終わるころには腕が上がらなくなり後悔するだけなので注意しましょう。

タオルや着替えは、現場によっては大汗をかくので必需品です。

また、リーダーが休憩のドリンクを出してくれることもありますが、水分補給用の小銭と昼ごはん代は忘れずに用意しておきましょう。

最初に働く時期はできれば繁忙期の前がおすすめ

最初に働く時期はできれば繁忙期を避けたほうが無難

最初に述べましたが引っ越しには繁忙期があります。

スクロールできます
引越し繁忙期時期
3月年度末の転勤や入学時期
5月ゴールデンウイークの時期
8月子供が夏休みの時期
12月年末年始の大型連休の時期

年度末の3月終わりが一番忙しい繁忙期ですが、表のとおり年中繁忙期はあります。

忙しくて、朝も7時から夜も終電間際になることもしばしばです。

拘束時間が長くなるのでお金はいいですが、メンツも薄くなり、新しく入ったバイト君は使い捨てのような扱いをされることが多いです。

一番の理由は、リーダーの資質がない人が(偉そうに)リーダーをしていることが多いので、きちんと教えてもくれないからです。

そんなリーダーに当たると働く気も失せる気持ちも分かります。

また、会社によってはリーダー以外はみんな素人同然のバイト君というパターンもあり、教えるどころではなくなるのです。

繁忙期以外の時期はスタッフが基本を教えてくれる

逆に、繁忙期になる前のバイトは、時間的余裕もあり現場のリーダーやスタッフからしっかりと教えてもらえるチャンスです。

普段教えてもらえないような、荷物の持ちからの基本からしっかり学べます。
センスがあるようなら、部屋から出す補助などの役割を受け持つかもしれません。

しかも、そこで基本を覚えておくと、後に続く繁忙期にはすでに登録してあるのでいつでも働けますし、大歓迎で即戦力として扱ってもらえること請け合いです。

以上の点からも、最初は繁忙期を避けたほうが良いことがお判りいただけたかと思います。

日払い引っ越しバイトまとめ

日払いの引っ越しバイトの働く前の予備知識の解説は以上です。

引っ越しのバイトは、肉体を酷使しないといけないことばかりでありません。

しっかり休憩もありますし、給料も日払いで貰えます。
実際に働いている時間は短く、チップやお小遣いをもらえることもあります。

そして、男性も女性も関係なくできる仕事内容です。

働いてみてわかることですが、日常生活の中でこの経験を活かせる機会は意外に多いことにも気が付きます。

結婚や転勤、友人の手伝いなど引っ越しに関わる機会はもちろんですが、運送会社のバイトを経験すると、自然と段ボールを持ったり家具を持つときに持つ場所が素人とは違ってきます(笑)

体力に少しでも自信がある人には、非常におすすめしたい仕事です。
私の場合は、体力に自信がなくても続けているうちに体力がついてきたと実感できました。

力自慢の人には瞬発力がありますが、引っ越しに必要なのは持久力です。

少し重たい荷物を何度も何度も持つことに慣れてしまえば、引っ越し作業も苦になりません。

人によって合う合わないはあると思います。

「やりたい・やりたくない」をイメージや見た目で判断する食わず嫌いは、思わぬ機会損失を生むことになりかねません。

人生は一度きり。引っ越しバイトも一度経験してみてはいかがでしょうか。

最後に、引っ越しバイトをするには、派遣に登録するか、直接引っ越し業者に連絡するかのどちらかになります。

こちらの記事が参考になります。
派遣と直接雇用の両方のメリットやデメリットや募集状況が一目瞭然です。

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