足場屋さんの日雇いバイト|きついと噂の鳶の手伝いを初心者がやってみた話

足場屋さんの日雇いバイト|給料が足りなくて鳶の手伝いを初心者がやってみた
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アルバイトはしているけど時給が物足りない
もっと遊びや生活の充実に回せるお金を増やしたいな

こんなことを考えている方、意外と多いのではないでしょうか。

実は私もそのうちの1人でした。

学生時代続けていた、ファストフード店の給料では物足りず、遊ぶお金欲しさに、日雇いのアルバイトを探す日々。

そんな中、ある友人から紹介されたのが「足場屋さん」。

1日で11,000円稼げるとの言葉につられ、日雇いのアルバイトに応募しました。

ちなみに足場屋さんとは、とび職の中のひとつです。

マンションなどの解体や外壁のリフォームで、全体を覆う足場を見たことがある人は多いと思います。

また、最近では戸建て住宅を建てる際にまわりを囲うように足場を組むことが多いです。

その足場を組む職人さんのことを「足場屋さん」や「足場鳶さん」と呼ばれています。

お金はいいかもしれないけど、キツい・キタナイの代表格のようなバイトだと思っている人も多いでしょう。

この記事でわかること

  • 足場屋さんとはどんな仕事なのか?
  • 本当にキツくてキタナイのか?
  • 実際にド素人ができる仕事なのか?

今回の記事では、実際に働いてみた体験をもとに、足場屋さんでのアルバイトについて本当のところを紹介してみたいと思います。

目次

足場バイトをするキッカケと応募までの流れ

足場バイトをするキッカケと応募までの流れ

私に足場屋さんのアルバイトを紹介してくれたのは、高校時代同じクラスだった友人。

高校卒業後、大学に通っていた私と違い、その友人は足場屋さんに就職をし、すでに働いていました。

高校の仲間で遊んでいた時に、遊ぶお金がないことを相談すると「うちの現場で働いてみたら」という流れになったのです。

現場は人手不足なそうで「日当は11,000円。足場部材を運び、手渡すだけの簡単な仕事だよ」との言葉につられ、当時お金に困っていた私はすぐに応募を決意しました。

最近ではインターネットで簡単にアルバイトの検索や、募集条件の確認、そして応募ができるようになっているので、それを利用するのが便利ですよね。

実際に足場屋さんの求人もたくさん探すことができます。

一方の私は、話を聞いたその日のうちに友達に電話で繋いでもらいでアルバイトへの応募をし即採用になったのです。

採用担当の方から「仕事当日は会社の事務所前に来るように」との案内を受けました。

朝7時集合で現場仕事の朝は早い

朝7時集合で現場仕事の朝は早い

伝えられていた集合時間は朝の7時。

足場屋さんは8時には作業現場に入場することが普通なようで、早起きが苦手な方にはつらい仕事かもしれません。

そしてその全員が想像したとおりの怖そうな見た目の方ばかり。

笑顔で挨拶を返してはくれるのですが、体格がよく、タオルを頭に巻いている足場職人さん相手に、当時の私は内心ビビっていました。

挨拶もそこそこにトラック3台に乗り分け現場へ向かいます。

助手席に座った私を相手に、運転席に座っている親方さんは「普段はどんなバイトをしているの」や「彼女はいるのか」などと気さくに声をかけ続けてくれました。

やっと緊張感もほぐれてきたころに現場に到着。

午前中の作業は「配りと組立」

午前中の作業は「配りと組立」

緊張を感じつつ、時間の10分前に集合場所についたのですが、その時にはすでに私を除く全員がそろっていました。

トラックから降り、作業準備を始めた親方の目つきが、先ほどまでの優しいものから真剣なものに変わっていたのがとても印象的です。

トラック3台に山のように積まれた部材を、それぞれ使う場所に運ぶ“配り”という作業から、その日のアルバイトがスタート。

親方から指示を受けつつ、アルバイトの私でも両腕の中に抱えられる程の小さな部材を中心に、指示された場所に、指示された個数運んでいきます。

何往復もしていると、たったそれだけの部材でも意外と腕の筋肉に疲労がたまっていくのを感じます。

ふと横を見てみると他の作業員の方は4m近い長さのパイプや、人間と同じくらいの大きさの踏み板などを何個も軽々と肩にかつぎ、運んでいます。

腕の筋力に頼ると疲れるから、肩に乗せて、体全体を使って運んだ方がラクだよ

そんなアドバイスをもらい、真似をしてみるのですが、バランス感覚が難しく部材がばらばらになり、なかなかうまくいきません。

やっとの思いでコツをつかんできたころには、トラックに積んである部材は、ほとんど全てが運び終えられていました。

部材を配り終わると、足場の組立に移ります。

地面から支柱を建て、人が歩けるよう踏み板を入れ、さらに安全のための手すりを入れていく。といった要領です。

何より驚いたのが、その作業ペースの早いこと。

足場はみるみる組み上がっていきます。

地上から4mほどの高さの足場の上を当然のように歩き、足場を組み上げていく足場職人さんの姿は、まるでサーカスを見ているのかと錯覚するほど。

私も指示された部材を次々に足場の上にいる足場職人さんに渡していきました。

部材が重いことや作業スピードが速いこともあり、この作業が一番きつかったです。

そこまで体力に自信のない私でもなんとかついていくことができました。

未経験者やアルバイトの方は、私が経験したような配りと地上から部材を手渡しすることがメインの作業なので、体力や筋力に自信のある方は活躍できる作業内容だと思います。

お昼休憩は親方が弁当をおごってくれた

お昼休憩は親方が弁当をおごってくれた

息が切れてきたところで時刻は12時。

お昼休憩の時間です。

組立の作業は一時中断し、みんなで日陰に座ってお昼ご飯を食べます。

お弁当を持参されている方もいましたが、多くの方は近くのコンビニで買い物をします。

私も財布を持ち、コンビニへ向かったのですが、お弁当や飲み物は親方がご馳走してくださいました。

朝の緊張はすっかりほぐれ、作業中とはうってかわり、足場職人さんに交じり話をしながら食事をします。

足場職人さんは、食べ過ぎると午後からの動きが悪くなるとの理由で、お昼は軽く済ませる人が多いようです。

お昼休憩は12時から1時間程度。

作業量によっては休憩を1時間とれない日もあるそうですが、アルバイトの場合、お昼休憩以外にもこまめに水分補給や休憩の時間を確保してくれるなどの待遇が一般的なようです。

午後も午前中の仕事の続き

午後も午前中の仕事の続き

休憩後は午前中からの仕事の続きです。

地面に配っていた大量の部材も、時間が経つごとに減っていき、だんだんと作業終了が見えてきます。

プルプルになった腕で最後の1つの部材を職人さんに上げ、足場が完成した時は、スポーツの試合で勝利した直後のような安堵と嬉しさを感じました。

「1日の間、よく頑張ってくれた。ありがとう」と親方から声をかけられ、作業終了。

大量の汗をかき、筋肉痛になることは間違いがないくらい肉体的な疲労を感じましたが、それと同時にとても達成感があったことを覚えています。

まとめ

以上が私の体験した、足場屋さんでの日雇いアルバイトの1日です。

「職人さんと協力して、1つの目に見える大きなものを作った」ということは、私の人生の中でも貴重な経験になりました。

厳しく、ハードな仕事であることに間違いはありませんが、足場屋さんでのアルバイトは1日で10,000円以上稼げる募集も多く、大抵は給料も当日にもらえます。

日雇いなど短期でガッツリ稼ぐにはとても適した仕事であるのではないでしょうか。

私自身、帰りにもらった給料がとても価値のあるものに思え「頑張ってよかった」と心から思うことができました。

同じような経験がしてみたい方や、体力に自信があり、体を動かしてお金を稼いでみたいという方にはとてもオススメな足場屋さんでのアルバイト。

決してキツくてキタナイだけじゃない何かを得ることができます。

興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

足場バイトはたくさん募集しています。

身体動かすのが好きな方はこちらのバイトも参考にしてみてください。

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