主婦でもすぐにお金になる仕事ってないかな?
主婦には日雇い派遣が簡単で確実だよ
その日の給料が日払いですぐにもらえる「日雇い派遣」。
気軽にできますが、知っておいたほうが良い注意点がいくつかあります。
知らずに行くと「こんなはずじゃなかった!」と後悔することがあるのです。
40代半ば主婦の筆者が体験した「工場の日雇い派遣」の体験談を紹介します。
この記事でわかること
- 主婦でもできる日給1万円の日雇い派遣
- 派遣の登録の流れや工場の仕事内容や大変だったこと
- 日雇い派遣のお給料がもらえる流れ
実際経験した体験をものに、初めて働こうとしている人にもわかりやすく後悔しないコツなどを解説していきます。
主婦が日給1万円日雇い派遣をやろうとしたキッカケ
コロナ禍でパートが減らされた方も多いと思いますが、私もその一人でした。
私の場合は、メインのパートだったホテルでの接客も客足が減り、パートのシフトを思いっきり減らされたのが理由です。
そこで、スマホで「日給1万円、週一回で働けるお仕事」を探しました。
会社勤めをしていたのは20年も前で、特に資格も無く、ましてはコロナで簡単に雇ってもらえるところはありませんでした。
そんな時に目にしたのが日雇い派遣のwebサイトだったのです。
日雇い派遣の登録から仕事の契約までの流れ
何件かの中で、自宅から一番近くに登録会場がある派遣会社に登録し、メールの返信フォームから電話番号などを入力しました。
すると、すぐに会社から面接案内メールの連絡が来たのです。
派遣登録したらすぐに面接があった
「面接日は、月水金の好きな曜日を指定してください。」とのことでしたので、自分で指定した日時に派遣会社の入っているビルの一室に行きました。
持ち物は、あらかじめ言われていた履歴書と身分証明のみで職務経歴書などは必要なかったです。
登録会参加者は5人ほどで、聞かれたことは名前、年齢、健康状態と犯罪歴など。
今までの経歴などは全く聞かれませんでした。
席にテレビモニターがあり、会社の概要、登録方法など10分程度のVODが流され、その動画で説明を受けました。
給料は月払いで日払いも可能
給料の振り込みは、スマホで会社のアプリに銀行口座を登録して管理されると説明を受けます。
「銀行振込みのみ」で、基本的に月払いです。
ただし、前もって伝えておくと、働いたその日に現金で貰うこともでき、その場合は数パーセントの手数料を引かれてしまうとのこと。
VODを観た後隣の部屋に一人ずつ案内され、担当者が派遣現場の紙を何枚か持ってきます。
そのときの日給が1万円もらえるお仕事は、「工場」と「生鮮食品仕分け」の2種類の求人があり、やりたい仕事を自分で選択できるようでした。
担当者は若い女性で、感じがよく勤務時間など相談に乗ってくれたのでしっかりした派遣会社なのだという印象を受けたのです。
私の場合は、場所が近く時間帯の融通もきく工場の仕事を選びました。
時給なのか日給なのかを確認することが大事
工場勤務のお仕事は、日給10,800円もらえる契約です。
時給の場合で換算すると、920円くらいになるとのことで若干少ない気もしましたが、すぐにでも働きたかったため了承しました。
遠くの現場だと、移動時間が時給に含まれないため、拘束時間がとても長い割に勤務自体の時間が少なくなります。
日給でも時給でいくらになるのか確認してから仕事を受けると良いでしょう。
面接から1週間後にすぐに工場で働くことになる
私が働ける曜日の関係で1週間後に初めて「工場」で働くことになりました。
前もって伝えられていた当日の持ち物
用意しなければいけないものは、派遣会社のほうで前もって伝えられていました。
- 無地のTシャツ
作業着の下に着る。 - くるぶし以上ある靴下
作業着のズボンは裾が二重になっていて靴下で内側の生地を挟むため。 - ベルト
ズボンのサイズが合わないことがあるため。 - 昼食
現地に食堂が無いため。自宅からお弁当を持参する方や、コンビニのパンなどを事前に購入してくる方も一定数いました。
これは、働く場所や職種によっても違ってくるので、予め確認してください。
当日に働く工場に着くまでの流れ
当日、5時30分にターミナル駅に集合。
指定の場所に5分前に着くと、現場担当の派遣スタッフが待っていて各人の名前を確認されました。
私を含めて5人くらい集まっていて、名前を呼ばれてバスに乗り込むと、もうすでに30人くらい乗っていたのです。
見た目10代から60代まで幅広い年齢層で性別はバラバラ、バスに乗っている人すべてが派遣からなのか不明でした。
1時間以上バスに乗って、着いたのは田んぼの真ん中にある大きな工場。
私自身の感想としては、どこまで行くのか、何時間かかるのかなどの詳細がほとんど知らされていなかったため、事前調査したとはいえ不安な気持ちが膨らんできました。
工場に到着し仕事スタート
バスが着きると、スタッフが一人の女性についていくようにと指示を出しました。
その女性は60代くらいの方で、事務的に「ここからご自分に合ったサイズの作業着を取って着てください。」と言っただけで、そのほかの指図はありません。
履いてきた靴は巾着袋(貸出)の中に入れて、その代わりにたくさんある中から自分に合う安全靴を履きました。
消毒済みとの説明でしたが、人が履いた靴を履くのは気持ちのいいものではなかったです。
作業着は紺色で頭にはネットをかぶり、その上からヘルメットのようなものをかぶった後、さらにその上から帽子をかぶります。
着替えが終わると事務所棟という場所に集まるよう指示があり、そこの雰囲気はまるで工事現場の事務所のようでした。
多くは年配の男性でしたが、女性もちらほら。
見た目20歳前後の若い女性も何人かいました。
その後班が分けられ、今回は初めて勤務する人だけがまた別のプレハブに移ります。
ロッカーに入れた私物を持ってくるように言われ、またそこから小さなバンに乗り換えて15分くらい移動し、別の大きな倉庫に着きました。
倉庫内には携帯、時計、財布などが持ち込めないため、私物は倉庫の横のプレハブに置きます。
30人くらいの人が集まっていたのですが、ロッカーは無く荷物もその辺に置くように指示されるだけで、盗難など心配になりました。
工場の作業内容は不良品の検品仕分け
指示されたお仕事は、倉庫に積んである段ボール(1メートル四方)を作業スペースまで運び、洗剤のボトルに気泡があるものが不良品とみなされ、それを検品し仕分ける作業。
簡単な仕事のようですが、現場担当の何人かが監視をしているので、スピードが緩められず、他の方と並んで作業をするため遅くなるわけにはいきません。
10時頃からやっと作業が始まり、2時間半ほど休みなく同じ作業を続けました。
その後ようやくお昼になり昼食の休憩時間です。
プレハブの中で食べる人や、乗ってきたバスの中で食べる人、外で座って食べる人、階段で食べる人、いろいろでしたが私はバスの中で食べました。
休憩はピッタリ1時間。
会話がまったく無いので人と話すことが苦手な方にはお勧めです。
スポーツドリンクをゴクゴク飲む久々の感覚
常に前かがみで立っているので午後から腰が痛くなってきました。
また、重たい段ボールを積んである場所から作業するところまで30メートルほど運ばなければならないので、私は体力的にとてもつらかったです。
きつくなると汗もたくさんかき、シャツは汗でびっしょり。
午後3時に20分休憩があり、外の自動販売機でポカリを久々にがぶ飲みしたのです。
「こんな飲み方は学生時代以来かもしれない…」と思いながら一気に飲み干しました。
その日は午後5時に仕事が終了。
最初に着いた工場のロッカーまで戻り着替えをして、方面別に分かれたバスに乗り帰宅。
バスの中では早朝に集合したこともあり、クタクタで眠っている人が多かったです。
私が感じた工場の検品メリットとデメリット
結局私は1日しか働きませんでした。
その理由は、早朝から午後5時までの拘束時間の長さと、前かがみで作業することで腰が痛くなり日常生活に支障をきたすほどになったからです。
結果的に私には向いていないお仕事だったと思います。
そんな私が今回の工場での検品作業をしてみて、客観的に感じたメリットとデメリットをお伝えします。
工場での検品作業メリット
わかりやすく箇条書きでまとめました。
- 短時間でお金がもらえる
- 単純作業で特に資格が要らない
- 働きたいときにいつでも仕事を紹介してもらえる
- 登録して働けば、最速当日に手っ取り早く確実にお金が稼げます。
- 淡々と同じ仕事をずっとやることが苦にならない人は向いている仕事が多いです。
- 派遣に登録するときに面接があるだけで、その後は現地集合・現地解散なので働きたいときだけ働けます。
工場での検品作業デメリット
- 拘束時間が長い
- 体力的疲労が多い
- やりがいが見出しにくい
- 工場にいる働いている時間しか時給が発生しませんので、朝早くから割に合わないです。
- 私が働いた工場は、同じ姿勢でずっと作業していました。午後から腰が痛くなりその痛みが引くまで日常生活も大変でした。
- 誰でも出来て、単純な作業がずっと時間続くので向き不向きがあると思います。
まとめ
日雇いバイトに興味があり、やってみようと思っている方へ。
私のような主婦層の方にお勧めです!とは言いにくいかもしれません。
なぜなら、主婦は家庭を中心に生活しています。
家を快適にすること、家族の食事を用意することなど、さまざまな事に愛情を注げる仕事です。
比べて、工場は愛情を注ぐ相手はいません。
工場の社員ならまだ、同僚と話をしたり仕事内容に変化がありモチベーションが上がります。
私の感想にはなりますが、主婦にとってそのあたりが精神的にきつかったです。
ただ、「もくもくと働きたい」「無心で働いてお金を稼ぎたい」と思う方には、気を遣う相手もいないので向いている仕事だと思います。
その場合でも時間をかけて、仕事内容を良く確認してから、自分に合う仕事を紹介してもらうと良いでしょう。
この記事が「工場の検品作業」のような仕事で働きたいと考えている方の参考になれれば幸いです。