2011年から発売が開始された、中央競馬の「WIN5」。
指定された5レースの1位をすべて当てることで当選となるロトのこと。
ちなみに、1口100円で「完全セレクト」とう自分で選ぶ方法やコンピューターで勝手に選んでもらうランダムでの投票も可能なシステムです。
時々「〇億円当選!」とニュースにもなるため、名前だけは知っているという方も多いと思います。
とは言え、配当金が大きいという事は、それだけ当たる確率も低いという事。
なかなか当てる事は容易ではありません。
ところでみなさん、競輪やオートレースにも同じような「ロト」や「くじ」がある事をご存知でしょうか?
歴史で言うとWIN5より前から発売していたくじもあり、公営競技史上最高配当は競馬ではなく、実は競輪くじの9億円だったりします。
さらに競輪くじには配当金額は少な目で当選確率が高い「くじ」ものもあり、100円や200円を賭けて、数万円の配当をお手軽に狙えるものまで登場。
競輪やオートレースは公式以外でも投票が可能なサイトが多くあり、特徴もそれぞれ違います。
今回はそんな「競輪くじ」や「オートレースくじ」について、サイトによって違う「くじ」の種類や、どれくらいの当たりやすさで、どれくらいの配当があるのかを紹介していきます。
全てが運の「Dokanto!」は当たる確率も配当金も宝くじ並み
競輪くじで一番大きな規模を誇っているのが「Dokanto!」でしょう。
読み方は、「ドカント」といいます。
対象開催の後半7レースの1着を当てるだけで、なんと配当金の最高額は12億円!まさに宝くじのような感覚です。
ですが、この「Dokanto」いくら競輪に詳しくても、他の人より当たりやすいという事は無し。
何故かというと、自分の買い目は全てコンピューターが決定してしまうからです。
「このレースは1番車で間違いない!」という自信があるレースであっても、コンピューターが「7番」と決めれば、買った側は7番車を応援するしかありません。
良く言えば素人~玄人の全員が同じ条件になるため、競輪初心者でも平等に当たる可能性があるという事に。
裏を返せば、何もかも運任せなので、競輪の知識が全く役に立たないという事でしょう。
「Dokanto!7」は1口200円で販売されており、当選確率は9車立ての場合は1/4,782,969。
最近は大きなレース以外は7車立てのレースが増えているので、その場合は確率がグッと上がって1/823,543になります。
とは言え、確率が上がってもこの数字。
パチンコで1/2すらろくに引けない自分にとっては、夢のまた夢のような数字です(笑)
ちなみに、対象4レースの1着2着を当てる「Dokanto!4two」もありますが、こちらも同じくコンピューターがランダムに選ぶので、「Dokanto!7」が好きじゃない方にとっては、同じくあまり魅力が無いと思います。
両方ともどちらかと言えば、運試しや宝くじ感覚の初心者向けのコンテンツ。
選ばれた選手だけを応援すれば良いので、楽しみ方はシンプルです。
運に自信のある方は買ってみるのも良いかもしれません。
こちらのサイトにDokanto!の過去100万円以上の高額配当が掲載されていいます。
「Dokanto」が無料で購入できるサイト
新規登録すると無料ポイントがもらえるサイトは4つあります。
購入可能なサイト | 一口の金額 | 新規無料ポイント |
---|---|---|
ケイリン(公式) | 200円 | なし |
チャリロト | 200円 | 1,500円~ |
楽天Kドリームス | 200円 | 1,000円~ |
DMM競輪 | 200円 | 1,500円 |
オッズパーク | 200円 | 先着1,000円 |
自力で当てる「チャリロト3・チャリロト5」「K3・K5」がオススメ
競輪くじの中で、最もお手軽に当たりを狙えるのが、対象5レースの1着を当てる「チャリロト5」や「K5」、対象3レースの1着を当てる「チャリロト3」や「K3」になります。
(7レース狙うチャリロトセレクトは、あまり人気が無いためおススメしません)
Dokanto!7と同じく、ランダムで購入するタイプの「チャリロト」もありますが、「チャリロト5・3」「K5・3」は全て自分で予想する事ができるため、純粋に競輪の知識が必要となります。
指定された後半の5レースや3レースの1位をすべて当てるくじ。
私が一押しする競輪くじです。
しかも、1口100円で購入できます。
チャリロトから買えるのが「チャリロト5と3」、Kドリームスが開催しているのが「K5とK3」。
買うサイトによって名前が違うだけで仕組みは同じです。
自分で勝つと思う選手を選べるので、コンピューター任せのくじに比べ、飛躍的に当選確率は高くなっています。
本命が続けば数百人の当選者が出る事も珍しくありません。
勝率を上げたり当てるコツはこちらの記事にまとめてあります。
高配当が出やすいミッドナイトレース
競輪くじは先ほど紹介した「Dokanto!」も含め、配当は山分け方式となっています。
例えば100万円分売り上げがあったとした場合、てら銭25%が運営に入るので、残った75万円を当選者で分ける事になります。
つまり賞金になる「くじの売りあげ」が少なければ、当たったところで配当も少なくなる事に…。
同じ難易度で正解したなら、賞金は多い方が嬉しいですよね?
そう考えると、競輪くじで勝つために最も重要なのは、「どれくらい競輪くじが売れているか」です。
日中の競輪くじは、正直に言うとあまり売れません。
だいたいミッドナイト競輪の1/5~1/10程度です。
ちょうどこの記事を書いている今現在、大垣競輪場でK5が発売されていますが、締め切り済の「K5」の払い戻し額が、日曜日にもかかわらず12万円程しかありませんでした。
当然平日なら売り上げはもっと少なくなります。
ではミッドナイト競輪はどの程度売れるのかというと、レースの難易度にもよりますが、だいたい50~100万円は売り上げがあります。
体感的に「チャリロト5」の配当は、ザックリ5,000円~15,000円が多い印象です。
穴目が混ざれば3万円~数十万円といった感じでしょうか。
「チャリロト3」は数百円~3000円という日が多い印象です。
「K5」と「K3」については、公式で「K3の平均配当は21,054円」「K5の平均配当は161,804円」と記載されています。
ですがこの数字は2018年4月までのものであり、おそらく多くの方が疑問を持っているはずです。
個人的な体感でいうと、「K3」は本命が続けば数百円から3,000円程度。
「K5」はチャリロト5と同じく、平均5,000円~15,000円くらいの印象です。
該当レースで大穴が絡めば配当も跳ね上がりますが、順当に終わればこの程度。
時々大きな配当が出て平均配当額があがっているだけなので、公式の数字を見て過度の期待はしないようにしましょう。
ちなみにチャリロトの過去100万円以上の高額配当はこちらで公表されています。
結論として、どうせやるならミッドナイトレースのほうがお得と言えます。
「チャリロト3・5」「K3・5」を無料で試せるサイト
ケイリン公式サイト以外は新規登録で無料ポイントが付いています。
購入できるサイト | 一口いくら | 新規無料ポイント |
---|---|---|
ケイリン(公式) | 100円 | なし |
チャリロト | 100円 | 1,000円から |
楽天Kドリームス | 100円 | 1,000円から |
DMM競輪 | 100円 | 1,000円から |
オッズパーク | 100円 | 先着ポイントあり |
オートレースくじの「当たるんです」はハズレがない
競輪に「競輪くじ」があるように、オートレースにも「当たるんです」や「モトロト」という「オートレースくじ」があります。
「当たるんです」の仕組みは基本的に競輪の「Dokanto!7」と同じで、コンピューターがランダムに数字を選び、対象4レースの1着が全て当たると配当が貰える仕組みです。
「競輪が7レースなのに対して、4レースなら可能性高そう?」と思うかもしれませんが、そう甘いものではなく、なかなか当たらないのが現実だったりします。
競輪と違い規定口数売れると必ず当選者が出るシステム
競輪くじのDokanto!7などは、キャリーオーバーで賞金が膨らんでいくのですが、「当たるんです」では予約口数が一定数まで達すると、必ず当たる仕組みに合っています。
その一定数というのが、基本の8車立てなら1/4096、7車立てなら1/2401、6車立てなら1/1296となっています。
「当たるんです」の特徴的なところは、コンピューターの出す数字が全員バラバラだという点です。
つまり8車立てだと該当4レースで、8×8×8×8の4096通りになるので、4096口売れた時点で「必ず1人だけ」当たるという事になります。
ですが裏を返せば4095口は必ず外れるという事に。
このようにセットで区切って販売しているのが「当たるんです」です。
「オートレースの知識も予想するコストも不要!」という売り文句のオートレースくじですが、やはり私は考えて予想するのが好きでギャンブルをしているので、あまり買う気にならないのが正直な気持ちです。
宝くじ感覚で買うのが好きな人や、全く知識のない人の方が逆に楽しめるかもしれません。
「当たるんです」ミニなどの配当はどれくらい?
オートレースくじ「当たるんです」。
ハズレがないくじですが、いったいいくらぐらい当たるのでしょうか?
オートレースくじ | 1口 | 8車立て | 7車立て | 6車立て |
---|---|---|---|---|
当たるんです ミニ | 500円 | 最大143万円 | 84万円 | 45万円 |
当たるんです メガ | 3,500円 | 最大1000万円 | 588万円 | 317万円 |
当たるんです ギガ | 35,000円 | 最大1億円 | 5,882万円 | 3,175万円 |
メインとなっている「当たるんですミニ」は、8車立てなら約143万円、7車立てなら約84万円、6車立てなら約45万円です。
表をみると、8車立てと6車立てでは、難易度にあわせて配当金もかなり違ってきますね。
競輪くじと違い、当たれば確実にこの金額を総取り出来るのは嬉しいところです。
「当たるんです」は一番安い「当たるんですミニ」で1口500円なので、競輪くじより少し割高になっています。
4,096通りあると、40口(2万円分)買っても1/103なので、厳しめの印象です。
約1/100で143万円があたるガチャガチャを1回2万円で回すかと聞かれれば…。
私には回す勇気はありません(笑)
ちなみに「当たるんですミニ」の他に、1口3,500円の「当たるんですメガ」、1口35,000円の「当たるんですギガ」がありますが、大半が「当たるんですミニ」を購入しており、他の2つはほとんど売れていません。
売り上げのほぼ100%が「当たるんですミニ」となっています。
「モトロト」は宝くじ感覚の高額当選が出るくじ
「モトロト」は、オッズパークのみで販売されている、オートレースのくじです。
「モトロトBIG」と「モトロトmini」の2種類があります。
1口100円の手軽さで、日によっては数百万円の売り上げがあり、当選数が少ないと高配当が望めるくじです。
仕組みはシンプルで、「モトロトBIG」はコンピューターが自動で番号を選ぶシステムで、「モトロトmini」は自分で選べます。
モトロトの種類 | 当たる確率(9車) | 仕組み |
---|---|---|
モトロトBIG | 983万分の1 | 後半4レースの1着2着を順番に当てる |
モトロトmini | 3万分の11 | 後半5レースの1位だけを当てる |
「モトロトBIG」は、8車立てで983万分の1という、まさしく神業のような確率なので高配当が出やすいです。
「モトロトmini」は1着だけを自分で選べる手軽さから人気があり、大穴が続くと思わぬ高配当になることも。
私もオートレースでたまに遊ぶときは「モトロトmini」を20口ほど購入し、数万円が当たったことが2回ありました。
モトロトは的中者がいない場合には当たるまで繰り越しになるキャリーオーバー制を採用していて、「モトロトmini」でもたまに繰り越されることがあります。
キャリーオーバーのときは、投票数が多くなるのでチャンスです。
ちなみに「モトロトBIG」でも数年前に6億円が当たり話題になりました。
オートレースくじが購入できるサイト一覧
ここでは紹介していませんが、DMM百万長者も、ほぼ同じような仕組みです。
投票できるサイトによって名前がちがうだけだと理解してください。
まとめ
ここまで競輪くじとオートレースくじの仕組みや配当金額について紹介してきましたが、初心者におすすめの、運任せで楽しむ「Dokanto!」「チャリロト」「当たるんです」「モトロトBIG」。
筆者がおススメする、自分で予想して楽しむ「チャリロト3・5」「K3・5」「モトロトmini」。
大きく分けると、この二種類に分かれています。
どちらにしても当てようとしてもなかなか当たない運任せのまさしくロトです。
サイトによっては無料で試せます。
くじやロトは、少しの工夫で勝率があがる場合が多いです。
こちらの記事ではそういったコツを紹介していますので興味があればご覧ください。
みなさんも自分に合った「競輪くじ」「オートレースくじ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。