スポーツの試合などを観に行くと、必ず目にするのが警備スタッフ。
実は、それらの警備員の大半は派遣スタッフによって構成されているのです。
つまり、この仕事はお給料をもらいながら「あの試合」や「あの選手」を観ることができるかもしれないのです。
では、「実際にスタジアムで働くためにはどうすればいいのか?」ということで、私自身の体験談も交えながらお話しさせていただけたらと思います。
この記事でわかること
- 野球場の警備スタッフの仕事内容
- 警備スタッフのお金事情
- 警備スタッフのメリットとデメリット
今回は、エントリーから給料体系などのテーマごとに6項目を作成しました。
興味がある人はぜひ、参考にしてみてください。
- 定番日払いバイト10選デメリットを知る|実は底辺じゃない意外に好評な副業
- 日払い単発バイトは副業でも簡単に稼げる|選び方やルールを知って快適に働く
- みんなの銀行は口座開設だけで1,000円|みん銀の後払いカバーを通すコツ
スタジアム警備スタッフの仕事を始めた動機
この項目では、私自身がこのバイトを始めるまでの経緯を簡単にまとめました。
長年続けていた部活を引退し、丸1日時間が空くことが多くなったのがきっかけです。
それまでは空いた時間のスキマ時間で働ける、飲食店のバイトを中心に行っていました。
せっかく丸1日働けるので、スキマ時間よりも断然稼げる日払いや日雇いバイトをやってみようと思ったのです。
- これまでやったことのないジャンルのバイト
- スポーツにずっと関わってきたのでスポーツ関連のバイト
上記の二つを軸にして、某アルバイト求人サイトで検索を行いました。
- 自分で都合の良い稼働日を選択できること。
- 幅広い現場で稼働することができること。
いくつかの候補に絞ったのち、このスタジアム警備のバイトをしようとしたのは、この2つの理由からです。
スタジアム警備バイトのお給料事情や仕事内容
この項目では、私が実際に働いた際の給料についてお話しさせていただきます。
あくまで、一例になるので参考までに。
私が登録した会社は、昇格制度を用いた日払いを採用していました。
初心者のノービスランクでは、8時間勤務(うち休憩一時間)で1万円の報酬となっています。
基本的に残業が前提のものが多いです。
残業代の他に22時を超えると1.5倍別途支給だったと思います。
交通費は基本的には支給されませんが、私の場合は遠方手当が適用され500円ほど補助されました。
また、お弁当は無料で支給されます。
私が経験したスタジアム警備の業務内容
私が受注した仕事は、千葉の海岸線にあるスタジアムでの警備。
当日は、実際にプロ野球の試合が行われていました。
試合開始よりも数時間前に集合です。
試合開始前は、スタジアムの清掃・業務内容の打ち合わせを行いました。
スタジアム警備には、いくつか種類があり、同じ派遣会社から派遣された人の中でも担当する業務は異なりました。
この項目では、自分が把握することのできた担当カ所を紹介したいと思います。
- スタジアム入場口でのチケット確認
お客さんの持っているチケットをQRスキャンし、来場客の集計を行います。 - 観客席につながる通路前(外通路側)でのチケット確認
お客さんの持っているチケットを確認して、該当通路かどうかを確認します。
(チケットに書かれている番号によって入れる通路が異なります) - 観客席側の通路口でお客さんの誘導
ファールボールの警告なども行います。 - 従業員専用口前での警備
専用口前で、お客さんが入らいないように警備します。
基本的に試合直前・試合中は上記の担当にランダムに担当することになっていました。
試合前・試合後は、各グループに分かれてスタジアムの清掃などを行います。
スタジアム警備エントリーから仕事当日までの流れ
実際に当日仕事に就くまでのプロセスをこの項目で、ご紹介させていただきます。
(企業へのエントリー作業は割愛させていただきます)
仕事をして知ることになりましたが、直接雇用と派遣雇用があるようです。
私は派遣経由でしたので、まず、応募した派遣会社の説明会に参加します。
ちなみに休憩が同じ時間になった直接雇用の方は、イベントスタッフとして採用されていました。
都内のオフィスで説明会がある
現地開催だったので、都内某のオフィスに行ってきました。
説明会は1時間ほどです。
業務内容や注意点の説明を受けたのち、契約書などにサインを行います。
その後、専用のWebサイトから、稼働日を選択します。
派遣会社のオペレーターからの、稼働日の案内電話が来ることもあります。
気に入った案件があれば、受注を行います。
仕事当日スタジアム警備の流れ
働いた1日の具体的な流れをご紹介させていただきます。
当日は、ナイトゲームでの警備だったので、お昼過ぎに最寄り駅に集合。
出発報告、到着報告を専用サイトから各自行うシステムです。
最寄り駅についたら、同じ派遣会社から来た人たちと集まり点呼を行います。
全員の点呼が終わったら、みんなでまとまって現地に向かいます。
集合時間は少し早めに設定されていました。
なお、集合から始業までの時間は給与が発生しません…。
スタジアムの入場口で検温や、担当個所の確認を行います。
その後、更衣室で作業着に着替えます。
荷物や服は、一つの袋に入れて事務所に預けます(貴重品・飲み物は身に着
つけて大丈夫です)。
担当カ所ごとに集まり、運営の方の指示に従い動きます。
私の場合は、スタジアムの椅子を拭いた後、業務内容の確認ミーティングを行いました。
その後は、担当カ所にて警備を行います。
休憩時間は全部で90分あった
合計90分の休憩を4回に分けて取りました。
途中、ご飯休憩がある30分ほどの長めの休憩時間と短めの休憩が3回です。
試合後も運営の方の指示に従います。
私は、退場アナウンスを行ったのち、備品の後片付けを行いました。
終電の時間が各々異なるため、業務終了時間が異なります。
自分で時間をみて、運営の方に一言言って業務終了です。
その後、業務終了報告を専用サイトで行い1日が終わります。
私が思うスタジアム警備のメリット
今回の現場を経験して、大きなメリットが5つあると感じました。
この項目では、そのメリットをご紹介します。
細かに指示があるので動きやすい
ほとんどの人がスタジアムで働くのは初めてのことかと思います。
私もそうでしたが、特に迷うことなく業務を行うことができました。
沢山の派遣がスタジアムに集まるので、ごちゃごちゃしてしまうかと思いましたが、全くそんなことを感じることがないほど指示系統が整っていました。
今後どのような動きがあるのか、次の業務の具体的な説明など、事細かに指示が出されます。
しっかりとした運営で、不安なく業務をすることができました。
試合を近くで観ることができる
チケットもぎりは、暇を持て余す時間が多いかなと思っていました。
しかし、私が派遣された場所が通路でのチケット確認だったので業務をしながら野球を観戦することができました。
もちろん、立ちっぱなしだったので疲れはしますがお金をもらって野球観戦を体感できるのはラッキーでした。
休憩が細かくあり立ちっぱなしでも苦にならない
休憩時間はまとまってとりません。
45分業務して、15分の休憩ローテーションで、途中30分のご飯休憩がありました。
立ちっぱなしで足が疲れるので、細かい休憩は本当に助かりました。
スタジアム警備の業務内容は単純作業が多い
チケット確認が主な業務になるので、覚えることはほとんどありませんでした。
たまに、トイレの場所や喫煙場所を聞かれますが、事前ミーティングでもその説明があるので全く困りませんでした。
また、「何か困ったことがあれば運営スタッフに相談すること。」ということで、常に視界に入る場所に運営スタッフがいるので心強かったのを覚えています。
イベント警備スタッフは各所を選ぶことができる
今回は、千葉の海岸線にあるスタジアムでの野球の試合に関する業務でした。
そのほかにも、サッカースタジアムやライブ会場での業務など、種類が多岐にわたるので、自身に合った警備業務を選択することができます。
私が思うスタジアム警備のデメリット
やはり、メリットだけでなくデメリットも、もちろん存在しました。
この項目では、包み隠さず、そのデメリットもご紹介いたします。
担当場所は選べない
僕はたまたま、試合を観ることができる場所での業務でしたが、全く観戦できない場所での業務もあり得ます。
その場合は、時間の流れを遅く感じてしまいそうです。
実際もらえる給与は低い
時給換算すると高額ですが時間が短いのでそれほど多くもらえたと感じませんでした。
また、当時私は少し離れた場住んでいたいたので、交通費・交通時間を加味して日給換算するとかなり低いものになってしまいました。
交通費が補助されないのは、人によっては痛手になるかと思います。
あくまで単純作業
業務内容自体は、非常に簡単な単純作業になります。
退屈に感じてしまうこともあるかと。
まとめ
今回は、野球スタジアムの派遣警備スタッフについて、書かせていただきました。
正直なところ、僕は本案件以降、同じ仕事を受注していません。
最初は楽しい仕事だと思いましたが、実際仕事をしてみて単純作業に面白さを感じませんでした。
もちろん人によります。
スポーツ観戦がめちゃめちゃ好きだったり、あんまり、活動的なバイトはヤダなんていう人には、おススメできます。
正直、どの仕事もメリット・デメリットがあるものだと思います。
自身が何を重要視するかで、いい仕事・悪い仕事は変わってくるものです。
また、実際に業務することで変化する部分もあるはずです。
少しでも気になったのであれば、ぜひ一度働いてみるのをおススメします。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
おわり
派遣雇用や直接雇用をもっと詳しく知りたい人はこちらの記事で詳しく解説してます。