お金がない時に断捨離で救われた体験談|金欠での恐怖とシンプルな生活

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看護師だった私が断捨離で救われた体験談|お金がない恐怖とシンプルな生活
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皆様、これまで生きてきて「お金が全然ない!」「これから生活どうしていこう。」といったご経験はないでしょうか。

私は社会人になってからそのような場面に何回か直面しました。

お金がないとはいっても「給料日前だからお金がない」と「本当に生きていくためのお金がない」とでは全然違います。

私は両方経験しましたが、後者を経験した時は本当に辛い思いをしました。

もう二度と経験したくはないです。

私は現在30歳ですが、当時20代後半で関西で看護師として勤務しておりました。

ごく普通の一般の独身女性。

高級ブランド品等には全く興味はなく、そこまで散財が激しい性格ではありませんでした。

世間ではこの職業をいうと「安泰の職業だ。」「一生お金に困らなくていいな。」「高給とり。」と言われることが多いです。

初対面の人には、ほぼ全員にそう言われます。

いやいや、全然そんな事ないのですよ。

時給換算にすると飲食店の時給の方が…と思うこともしばしば。

「毎月、生きていくだけでお金がかかる」「生きていくのが辛い」と思うこともありました。

そして人間はずっと元気で居られるわけではないのです。

体も電池切れを起こすことが絶対にあります。

体も心も壊し働けなくなった時、その時にお金の本当の怖さが忍び寄ります。

そんな私が経験したお金がない恐怖な体験をご紹介したいと思います。

目次

看護師として9年働いたのにお金がない本当の恐怖とは

看護師として9年働いたのにお金がない本当の恐怖とは

私は看護師として病院で9年勤務していたのですが、激務で体調を崩してしまったのです。

そして、年末で退職しました。

元々健康な体質で、夜勤や指導係と多くの仕事引き受けていましたが、急に心を壊してしまいました。

ドクターストップがかかり、しばらく無職生活が始まります。

入職時から少しずつ貯金をしていましたが、通勤のために数年前に自動車を購入し、そこまで多くの金額は残っていない状態でした。

毎月かかる固定費の家賃食費光熱費生命保険国民健康保険国民年金

数ヶ月だけならまだしも無職期間が何ヶ月も続くと何十万と出費が続きます。

通帳記帳してはため息をつく日々でした。

前年に頑張った分の住民税が襲い掛かる

そして魔の6月。

ポストに入っていたのは税務署からのお届けもの

そうです、自動車税と住民税の徴収のお知らせの紙。

そこに書いてあった金額は自動車税、住民税合わせて20万円近く。

その金額にゾッとしました。

住民税は前年度の所得で金額が決まります。

前年度私は夜勤を月に半分以上入っていたので、お給料をたくさんいただいていたのです。

その分住民税も過去最多の金額。

たくさん働いた過去の自分をとても恨みました。

こんな状況ではまずいと思い、どこかで働かなければと思ったのは言うまでもありません。

お金のために急いで決めた病院はブラック病院

その時の私はお金のことしか考えておらず、なんの下調べもせずに面接を受け就職した病院は、世間でいうブラック病院でした。

正社員で働いても手取り15万もなく、家賃手当も交通費といった福利厚生も全く整っていません。

職場の雰囲気がよければまだ救われますが、これもすこぶる悪い。

仕事を始めても、家賃や光熱費、生命保険でほぼ大半お金が毎月飛んでいくのでギリギリの生活を送っていました。

少しでも節約しなきゃと思い、毎日スーパーではもやしを買う日々。

お弁当用におかずや冷凍食品を購入しても、1つの冷凍食品を2つに割ったり、お弁当のサイズ自体を幼児用サイズに変えたりいろんな工夫をしました。

お金にどんどん追いつめられる日々

どんどん追いつめられる日々

毎日、なんとかお金を作らないといけないことに精一杯でした。

SNSにはメールレディの広告があり、「ノンアダルト!たくさん稼げる!」という言葉にひきつけられ、登録したこともありました。

顔も知らないおじさんとアプリ上でただメッセージ交換することに虚しさを感じ、すぐに解約したことは言うまでもありません。

お金の魔の恐怖に取り憑かれた私は、かつての明るい性格がなくなったと自分でも自覚するようになったのです。

外に出ることも少なくなり、「誰にも会いたくない」、「こんなお金のない私を見られたくない」と思うようになりました。

以前までは友達とランチする時にも、ちょっとしたお土産を買って行ったりするほどだったのですが、当時の私は「自分にすらお金をかけられないのに、なんで人のためにお金を使わないといけないの」とまで考えるようになっていました。

生活にも困窮していましたが、それ以上に精神的に追い詰められたこと、ひねくれた性格に変わってしまったことが一番辛かったです。

新しい生活の第一歩で断捨離しようと決意する

新しい生活の第一歩で断捨離しようと決意する

「横にあるぬいぐるみはあなたを幸せにしてくれますか?」

こんなことを言うと「お金がない時にこれ以上にものを無くしてどうするの?」と、と思われるかもしれません。

私はお金お金で精神的に追い詰められた状態で、ふと部屋の周りを見渡してみたのです。

たくさんの服、本、化粧品道具、雑貨、家電…なんで物が揃っているのにこんなに心が虚しいんだろうと思いました。

購入した時はとても幸せだったのに、その幸せの時間は本当に一瞬。

ここにある物を買わなければお金を使うことはなかったのに。」と後悔の念を抱いたのです。

「ここにある物がある空間だけで家賃が数万ととられているんだ。」と馬鹿らしい気持ちにもなりました。

その時に、必要最低限のものを残して手放すことを思いついたのです。

ものと一緒に今までの自分とおさらばしよう」と決意しました。

某フリマアプリに登録し、いらないものを全て写真にとって出品したのです。

売れなさそうなものは、わざと感情を入れないようにして事務的に全てゴミ袋へ入れて捨てました。

最初はたった数十円、数百円の利益にしかならないものもありましたが徐々に売れていったのです。

こんなものでも購入してくださる方がいることにとても感謝しました。

捨てることで人生をリセットしようとしたことがきっかけになり、フリマアプリの出品のコツや購入者とのやり取りにコツを掴むようになり、多くの利益を手にすることができたのです。

まとめ

まとめ

断捨離をして、物を減らすことで心に余裕ができました。

それは、”もの”を減らしたからなのかどうかは今もわかりません。

私はミニマリストではないですし、今でも物が多いなぁと思うこともあります。

当時の私は、お金で追い詰められている自分からおさらばしたくて、そこにある物たちが自分を幸せにしてくれるかどうかという基準で”もの”をたくさん手放していきました。

心に余裕ができることで、これからの生き方について考えるようになり、新たな就職先を見つけることができ、最終的に結婚という新たな人生を歩み始める事ができました。

お金に苦しい思いをした経験は、自分の生き方を変えるきっかけになったのは事実です。

「あなたの横にあるものは自分を幸せにしてくれますか?」

一度自分に問いかけてみてはいかかでしょうか。

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